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城崎温泉の写真館 イガキフォトスタジオ

城崎温泉の写真館 イガキフォトスタジオ様のサイトを製作しました。

イガキフォトスタジオ

写真屋のブログ「今日も笑顔に会えました」ではフォトスタジオさんならではの美しい写真を載せたブログを楽しめます。

写真屋さんのサイトで大事なのは「とにかく良い写真を紹介し続けること」、この一点に尽きると思います。いい写真を載せ続けて信頼を重ねていけば、サイトの効果は必ず出るでしょう。

売れる旅館のホームページ その2 よくあるお問い合わせ

かなり久々の更新となります。

旅館のホームページのキモ、第2回目は「よくあるお問い合わせ」です。
(番号に特に意味はありません。思いついた順に書いていこうと思います。)

旅館サイトはもちろん、サービス系の殆どのサイトで見かけるのが
「よくあるお問い合わせ」のページです。
名称は「FAQ」「よくあるお問い合わせ」「よくあるご質問」などが多いでしょうか。
他の表記もあると思います。 

旅館サイトでは、この「よくあるお問い合わせ」はとても大事なページとなります。
お客様から寄せられる「よくあるお問い合わせ」に予め回答しておくことで、
お客様の迷いや不安を取り除きます。

とても地味なページですが、このページが充実しているかどうかだけでその宿の姿勢も分かってしまうとても重要な要素です。
特に旅館に質問したいと思っても夜中だったりすれば電話で聞くことも出来ません。
悩んでいるうちに他の魅力的なサイトにお客様を奪われてしまうこともあるでしょう。
とにかく問い合わせされたことを書き出して、真摯に、丁寧に返答を書いていきましょう。予約が増える一因に充分になりえます。

よくあるお問い合わせを充実させるには

よくあるお問い合わせを充実させるのは簡単です。
大抵の宿泊予約システムには予約の際にお問い合わせ欄があるはずです。
予約客のデータをダウンロードできるなら一括でダウンロードし、
お問い合わせ欄だけを抜き取ります。
あとは、似た質問をまとめ、一つ一つ真摯に返答していくだけです。
そのほかにももちろん、お問い合わせのメールや、
旅館で尋ねられたことなどは全てメモしておき、随時追加していきます。
これを一年間続けると、それはそれは、とても親切な
「よくあるお問い合わせ」ページが完成します。

よくあるお問い合わせを充実させるとこんないいことが

まずは、確実にお問い合わせが減ります。
フロント業務の中でメールの対応や電話でのお問い合わせに対応する時間は決して少なくないと思います。
この対応する時間が減ればかなりの時間をほかにあてることが出来ます。その時間をブログを書いたり、旅館の改善にあてたりすることで旅館の魅力をさらにアップできます。

また、予約も確実に増えます。
実際にいろんな旅館サイトを見てもらえればわかると思いますが、売れてそうな旅館は全てこの「よくあるお問い合わせ」のページが充実しています。
いろんな問い合わせに対して、真摯に対応しているところを見れば、悪い気がするはずがありません。
予約との相関関係はないだろうと思う方もいるかもしれませんが、これは確実に「ある」のです。

また、このよくあるお問い合わせを従業員にも周知させておくことで、実際にお泊りのお客様に質問されたときでも誰でも同じ返答がすぐにできるようになります。
「電話で聞いたときには出来るって言ってたけど?」などのトラブルはよくあると思いますが、これを減らすことが出来ます。
口下手な仲居さんも質問の答えをあらかじめインプットできていればスムーズに応えることが出来ます。(もちろん、そのまま暗記するだけでは駄目ですが)
よくあるご質問のページが完成すれば是非従業員の見えるところにもプリントしておいておきましょう。

返答の際のポイント

さて、お問い合わせに対する返答にはポイントがあります。それは、

「出来ます」「出来ません」だけで終わらせないことです。

質問に対して、返答があまりにもぶっきらぼうだと、
お客様の不安は決して取り除かれません。
イメージとしては目の前に居るお客様が同じ質問をされたときに
どう返答するかを考えてみてください。
出来る、出来ないだけの返答はまずありえないと思いませんか??

例えば「お部屋にお酒を持ち込めますか?」と聞かれたときに、
「出来ません」だけではお客様は納得しないと思います。
何故駄目なのかを丁寧に説明するようにすれば、
お客様もしぶしぶながらも納得していただけるでしょう。

 このよくあるお問い合わせのページを軽視する旅館さんは未だに多いです。

しかし、問い合わせ内容とその返答だけのシンプルなページですので、
ページを追加することは殆ど経費がかかりません。
最初に質問をまとめて、それに返答していくまでは、少々手間かもしれませんが、
一旦出来上がってしまえば、後は新しいお問い合わせを随時追加していくだけなので、
手間は殆どかかりません。

あなたの旅館のサイトはどうでしょうか?
よくあるお問い合わせのページは充実していますか?

追加:
ここだけの話、「よくあるお問い合わせ」の充実度は実際の宿選びにも役立ちますよ。
充実しているところははずれが少ないです。

旅館に最適な宿泊予約システムとは

旅館・ホテルの宿泊予約システムを考える – じゃらんホームページダイレクト編 その1-その2でじゃらんホームページダイレクトについてみてきましたが、「じゃあどんな宿泊予約システムがいいの?」と疑問が残りますよね。ここでは「旅館に最適な宿泊予約システム」について考えてみます。

宿泊予約システムの大事なポイント

1.即時予約が出来るかどうか

まずこれだけは必ず必要という条件に「即時予約が出来る」ことが挙げられます。予約したその場で予約成立がわからないというのは、お客様にとってとてもストレスが溜まることです。「空室状況を確認した後にうんぬん」と言っているようではお客様は逃げてしまいます。

2.デザインをカスタマイズできるかどうか

これも重要です。予約ページだけ別のデザインになったり、別窓に飛ばされたりすると、お客様は違和感を感じ、去っていく確率が高まります。また、実際にお客様が予約をする際、最後に判断する「プランページ」の内容は予約をするかしないかを判断するとても重要なページになりますので、ここをいかに魅力的に作れるかどうかが勝負の分かれ道になります。

3.詳細なアクセス解析が出来るかどうか

どのプランがクリックされているか、どのページで脱落しているかなどなど、売り上げを左右する原因を探るためにはアクセス解析が必須となります。アクセス解析の結果を元に、プランページを常に改善し続けていくことがとても重要になります。本当にとても大事なポイントですが、意外なほどに軽視されているようです。

4.お客様が使いやすいかどうか

どんなに機能が優れていても、実際に予約をするお客様が使い辛ければどうしようもありません。予約完了までお客様がスムーズに進められるような、とにかく使いやすいシステムであるべきです。

5.管理がしやすいかどうか

これも大事なポイントです。予約システムは毎日使用するものなので、使い勝手が悪く、管理に時間がかかるようだと、それを扱う人の人件費に跳ね返ります。とくに小規模の旅館の場合、この作業をその旅館で一番時給の高い社長が行なうことも多く、尚更重要となります。

6.利用料金が安いかどうか

利用料金も判断の大きな基準のひとつです。特に最近多い売り上げに応じた従量課金制の場合、利用料金が思わぬ高さになることもあるので注意が必要です。基本的には月額固定で安いにこしたことはありませんが、多少高くても使い勝手が良いものや機能が豊富なものを選ぶべきです。

7.携帯に対応しているかどうか

今後、これまでよりも一層携帯サイトが重要になっていきますので携帯に対応しているかどうかはとても重要なポイントです。特に若い人をターゲットにしている旅館の場合はとても大事なポイントになります。

8.機能が豊富かどうか

その他、メルマガや顧客管理、FAX送信などなど、いろいろな機能が利用できる予約システムが多いです。闇雲に機能が多いから良いというのではなく、自分が大事と思う機能があるかどうかも大事なポイントになってきます。

 この他にも色々とがありますが、大事なのはこのくらいでしょうか。あなたの使っている予約システムは上記のポイントを満たしていますか?

そのプランページ、泊まってみたいと思えるページですか?

 上記の大事なポイントの中でも、私が特に大事だと思っているのが2.のデザインカスタマイズが出来るかどうかです。通販で色々と買い物をされている方ならわかると思いますが、よく売れるサイトというのは商品紹介ページにとにかく沢山の情報を載せています。お客様の目を引くような旅館の売りを「これでもか!」というほど載せてやることで、お客様を予約へと導くことが出来るのです。この点に関しては、殆どの予約システムが不十分で、プランページの一ページ、一ページにこだわっている旅館は私の知る限りは有りません。

このデザインカスタマイズの点で唯一満足できる宿泊予約システムが「プランメーカー」です。プランメーカーはほぼ自分の思うようなプランページを作りこむことが出来るため、うまく使えば売り上げをグッと伸ばすことが出来ます。実際にクライアント様のプランページを作りこんだ結果、かなりの売り上げ増が達成できました。

この場合、作りこんだプランページを季節ごとに何ページも作っていると、その料金だけでも結構なものになると思います。ただ、売り上げに直結する部分なので、ここは頑張って手を抜かずに作りこんでいくのが売り上げアップの重要なポイントです。

利用者の多い宿泊予約システム

参考として、他にどんな宿泊予約システムがあるのか見てみます。既存の宿泊予約システムのうち、利用者の多いものは以下の3つでしょうか。

どれもユーザー数が多いだけあって、色々と工夫をされていますが、どれもデザインのカスタマイズが思うように出来ないのが残念です。

まとめ:旅館に最適な宿泊予約システムとは

色々と書いてきましたが、宿それぞれに最適な予約システムは異なるということを忘れてはいけません。

例えば私が重視する「プランページのデザインカスタマイズができるかどうか」と言う点は、ビジネスホテルなどではそれほど重要なポイントではなく、それよりも使い勝手や、リピーターが使いやすい会員機能の方が効果的な場合もあります。

大事なのは宿それぞれにしっかりと目的を見つけて、自分の宿に適した宿泊予約システムを見つけることです。条件次第では前にお話した「じゃらんホームページダイレクト」や楽天R-withも候補に入ると思います。一度使い始めるとなかなか他に移行できないものなので、宿泊予約システムを決める時には充分に検討していただくことをオススメします。

旅館・ホテルの宿泊予約システムを考える – じゃらんホームページダイレクト編 その2-

先ほどの「旅館・ホテルの宿泊予約システムを考える – じゃらん ホームページダイレクト編 その1-」ではじゃらん ホームページダイレクトの良い点を見てきました。

「在庫の一元管理と共通のプラン作成で管理の手間が省け、利用料も無料。お客様も使い慣れていて使いやすい。」という素晴らしい予約システムを、何故じゃらんネットが無料で提供するのかと言う疑問点をデメリットと一緒に見てみましょう。

じゃらんホームページダイレクトのデメリット

宿独自のプランを設定できない
宿のサイト限定でキャンペーンを行なうことが出来ません。じゃらんネットと共通のプランで、プラン作成の手間が省けるのは素晴らしいですが、逆に宿限定のプランを作ったりと柔軟なプラン作成が出来ません。

予約時に必要な会員登録(メールでの本人確認が必要)が面倒
じゃらんネットのシステムは会員登録が必要なため、場合によっては予約が激減する可能性があります。メールでの本人確認が必要なこのシステムはじゃらんネットなどの大手が使う分には問題ありませんが、宿単独で使用する場合に会員登録を要求するとお客様はとても面倒に感じるはずです。会員登録についてはもちろん良い面もあります。しかし、宿の予約システムとして使用する場合は注意が必要です。

じゃらんネットにお客が流れる可能性も
じゃらんネットと同一のプランということは、宿のサイトとじゃらんネットのどちらでも宿泊予約が可能ということです。これはすなわち、宿のサイトで予約しようと思っていたお客様をじゃらんネットに取られてしまう可能性が出てくることを意味します。
お客様は本当に良く見ています。同じ内容でより安く泊まるために、色々なサイトを比較しています。(以前書いた「じゃらんネットのご利用は計画的に」もご参照ください)
じゃらんのシステムを使うことで、よりじゃらんネットが比較対象としてあがって来ます。このシステムが浸透すればするほど「このデザインはじゃらんネットと同じだ。じゃらんネットも見てみよう!」と言うお客様は増えていきます。そのときに料金設定だけでなく、お客様の持っているポイントや、5%のポイント還元のことまで頭に入れないといけません。「宿のサイトで予約できるプランはじゃらんネットでも予約できる」という大前提は、売り上げの割合にかなり大きく影響すると思います。

宿の貴重な客室在庫をじゃらんネットに出してしまう。
じゃらんネットが何故無料で予約システムを提供するのか。その答えはおそらくこれです。凄い勢いで売り上げを伸ばしているじゃらんネットですが、そのじゃらんネットがどうしても欲しくてたまらなかったのが繁盛期の客室在庫です。
盆や正月、GWや観光シーズンの休前日など、何もしなくても勝手に埋まってしまう日の在庫を、宿は自分のサイトや電話などで売ってきました。「放っておいても売れる日の在庫を手数料のかかるところに出すなんてとんでもない!」と言うのが宿の常識でした。しかし、この予約システムを無料で貸し出すことでじゃらんネットは喉から手が出るほど欲しかった在庫を手に入れることが出来るのです。

「そういう日の在庫は宿のサイトで売るように頑張るよ」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、その考えは甘いと言わざるを得ません。宿のサイト単体の集客力は、どんなに頑張ってもじゃらんネットには勝てません。そのじゃらんネットに在庫を出したとたん、宿が自分で売りたかった日から埋まっていくのです。

盆、正月、GW、ハイシーズンの休前日など、放っておいても売れる日というのは料金設定も高めのはずです。客室単価が4万、5万、もしくはそれ以上になる日の在庫をじゃらんで売ってしまうと、その手数料は物凄いことになります。例えば客室数20の旅館で平均客室単価4万のプランがじゃらんで10室売れれば、この日一日の手数料は10%+αなので4万円を越えることになります。「月々数万円もする予約システムは高い!」とじゃらん ホームページダイレクトに移行した結果、手数料が安くなるどころか大幅に増えることも覚悟しないといけません。

同じプランページデザインで他の宿との差別化ができるのか?
じゃらんホームページダイレクトを使用する宿が増えてくると、どうしても似たようなデザインのプランページがあちこちのサイトで見られるようになります。その時に同じデザインで他の宿との差別化が出来るのか?と言う点に疑問が出てきます。同じようなデザインで内容も特に変わらない・・・、そんな時にはより安いところへとお客様が流れていきます。価格競争に陥らないように宿の特色を大きく打ち出していかないといけませんが、同じデザインだとどうしてもその幅が小さくなってしまいます。

携帯からの新規予約が出来ない
現在ではPC用と同時に、携帯での予約も出来る予約システムが当たり前になってきました。じゃらんホームページダイレクトでも勿論携帯から予約することは出来るのですが、初めて利用するお客様で会員登録されていないお客様は携帯から直接予約することが出来ません。(PCの方で会員登録を済ませておく必要があります。)宿の予約というのは思い立ったときにすぐに予約できないとお客様を逃してしまいます。この点では携帯ですぐその場で予約できないというのは痛いです。(じゃらんのことですから、こういう点はすぐに対応してくることが予想されますが・・・・。)

じゃらんホームページダイレクトについて「ここはちょっと・・・。」と言う点はこんなところでしょうか。一番の問題はやはり虎の子の在庫をじゃらんに渡してしまうことですね。これが結果的に手数料の大幅増に繋がってくると思います。

じゃらんホームページダイレクトについて、散々悪口のようになってきましたが、もちろん上記が当てはまらないケースも多々あるかもしれません。どんなに手数料が増えようと、純利益が増えていれば問題無いのかもしれません。このシステムでうまくいきそうなのは以下のようなケースです。

じゃらんホームページダイレクトはこんな宿にオススメです。

1.客室数が少なく、じゃらんネットの増加分の手数料<管理する人の人件費の場合
客室数が少ない宿でもプランの設定をしたり、プランページを作成する手間は大きいところと変わりません。客室数が少ない場合は、このシステムを使うことで増える手数料よりも、管理する人の人件費の方が安くなる場合もあります。こんなときにはこのシステムは一押しのシステムになります。やったことがある方なら分ると思いますが、いくつもの予約システムを管理するのはとても手間がいることですから。一般的に、客室数が多ければ多いほどじゃらんネットの増加分の手数料は増えていきますので小さい旅館の方が向いているシステムだと思います。

2.とにかくわずらわしいことが嫌いな方。
予約システムの管理はとにかく面倒の一言です。少々手数料が増えても楽なほうがいいという方には使いやすさでは定評のあるじゃらんのシステムはオススメです。

3.メリットとデメリットを充分に理解した上で使うと判断された方。
メリットとデメリットを色々と書いてきましたが、その全てを受け入れた上で使うと判断される場合は勿論結構かと思います。宿によってさまざまな事情が絡んでくると思いますので、一概にこれがオススメとはいいきれません。

 

こんなところでしょうか。
じゃらんホームページダイレクトや楽天のR-with’sはメリットもデメリットも沢山あります。使用される場合は充分にその特性を理解されることをオススメします。

旅館・ホテルの宿泊予約システムを考える – じゃらんホームページダイレクト編 その1-

旅館・ホテルのWebサイトで売り上げに直結するとても重要なパーツの一つに「宿泊予約システム」があります。

宿泊予約システムは中小の企業が提供していることが多いのですが、最近ではネットエージェント大手の「じゃらん」や「楽天トラベル」もこの分野に進出してきています。今回は数ある予約システムの中から業界最大手「じゃらんネット」が提供している「じゃらんホームページダイレクト」に的を絞ってみていくことにします。

じゃらんホームページダイレクトとは

じゃらんホームページダイレクトとは、じゃらんネットが提供する宿泊予約システムのことです。特徴としては、じゃらんネットと同じシステムを使用していて、管理の手間が省けること、そして無料で利用できるということが挙げられます。

一見するととても素晴らしいシステムです。そこで色々と情報を集めてみようとネットで検索してみますが、じゃらんホームページダイレクトについてはネットで検索しても何故か情報が殆どありません。じゃらん側も積極的には表に出していないようで、親会社のリクルートから出ている情報は2年以上前のプレスリリースくらいです。これ、疑問に思いませんか?「広告の抜群にうまいリクルートが何故表に出してこないのか」って。

何だか面白そうですので順を追ってみていきましょう。まずは良い点

じゃらんホームページダイレクトの良い点

じゃらんネットとの一元管理で客室管理が楽!
おそらく一番の売りはこれですね。旅館の多くが利用しているじゃらんネットと在庫を一元化できるので管理の手間が省け、運営コストや人件費を抑えられるのは素晴らしいの一言。また、プラン作成などは四季を通じて頻繁にプランを変えられているところでは、その手間と制作費が不要になるということは大きな利点です。

システムの利用料がなんと無料!
これもとても大きな特徴の一つですね。予約システムを利用する場合は、月額いくらの固定費だったり、売り上げに対する手数料を払うのが普通ですが、じゃらんホームページダイレクトはなんと無料!予約システムに月に数万払っているところも多いと思いますが、これがいらないとなると結構大きいです。

沢山の人が利用するじゃらんネットのシステムなので使いやすい
多くの人が使っているシステムはそのシステム自体に慣れている人が多いため、その旅館が初めての利用であっても、お客様は安心して利用することができます。「多くの人が使い慣れている」というのはとても大きい利点ですね。

今後のさらなる改良も期待できる
現在、凄い勢いで利用者を増やしているじゃらんネットのシステムなので、頻繁なバージョンアップも期待できます。多くの人が使えば使うほどフィードバックも得られて、より良いシステムに成長していくはずです。

 

ん?

じゃあ何故じゃらんはこんなに便利なシステムを無料で宿に提供しているの?って思いませんか?「じゃらんネットでのお得意様に感謝の気持ちを込めて!」ってそんなことありえませんよね。
リクルートも営利企業です。何か目的があるはずです。じゃらんの真の目的はこの後出てきます。

ではとりあえず悪い点についても見てみましょう。

「旅館・ホテルの宿泊予約システムを考える – じゃらんホームページダイレクト編 その2-」へ

旅館・ホテルにおすすめのレンタルサーバー

以前にも書きましたが、旅館やホテルなどのサイトを作る際に、サーバー選びは慎重にしなければいけません。

このブログを始めた頃と比べるとレンタルサーバーの料金はかなり下がってきています。自分が作ったいくつかの企業サイトで借りたサーバーも、当時はコストパフォーマンスの良いサーバーでしたが、今の売れ筋のレンタルサーバーとは機能、料金ともに全く比べ物になりません。

サーバーの移転はかなり面倒なので出来ればしたくないのが本音ですが、そろそろ「移転するメリット>移転の手間」となっているので、どのサーバーにするかをいろいろと検討してみました。

大事なポイントは

  1. 料金
  2. データベースが使えるかどうか(movable typeやwordpress)
  3. サーバーの容量
  4. サーバーのレスポンス
  5. サーバーの信頼性

です。これが全部揃っていないといけません。

特にmovable typeやwordpressを導入するのに必要なデータベースは、今後の展開を考えると必須と言えます。

また、旅館・ホテルの顔として使うサイトなので、表示が重かったり、障害が多いところも論外です。ある程度信頼の出来るところで、電話のサポートなどもあると尚いいです。

いくつかの安めのレンタルサーバーを利用してみて、総合判断で選んだのは以下の二つです。

お勧めのレンタルサーバーはこちら

レンタルサーバー WebARENA SuiteX

色々比較した中で一番良かったのがこのWebArena SuiteXです。

料金が月額1980円~とお手ごろで、データベース利用可能、容量は30GB(こんなになくてもいいですが)、電話サポート有り、バックボーンも強力、と全ての条件を満たしています。コストパフォーマンス的にはかなり良いのではないでしょうか。

WebARENAはこのSuiteXの一つ前の世代のSuite2のときからわりと良かったのですが、そのときは容量が少なく、データベースも別料金と少し割高な印象でした。

これがSuiteXでは、容量も増え、 データベースも同料金で使え、その上料金まで下がったので何も言うことありません。
クライアントのサーバーをWebARENA SuiteXに変更し、実際にwordpressを導入してみましたが全く問題はありませんでした。表示も速いです。
旅館やホテルなどの規模のサイトにはこのくらいが丁度良いスペックかと思います。

 

もう一つのおすすめはさくらのレンタルサーバーです。
容量500MB、月額125円、高性能なサーバが日本最大級のバックボーンに直結。
さくらのレンタルサーバ

さくらのレンタルサーバーは低料金でサーバーも安定しており、機能も十分と申し分の無いサービスです。私も実際にここでいくつか借りています。機能や容量別にいくつかのプランがありますが、スタンダード以上ならまず問題なく使えると思います。(ライトは安いですが、データベースが使えません)
企業としてここで借りるなら、月額1500円のプレミアムか、月額2500円のビジネスあたりがお勧めですね。(以前ならこの2500円のビジネスが一押しでしたが、WebARENA SuiteXに追い越された感があります。)

ちなみにこのブログで使っているサーバーはさくらのレンタルサーバ スタンダード
です。借りてから3年半ほどたちますが一度もトラブルは有りません。

じゃらんネットのご利用は計画的に

月刊誌のじゃらんの話に続いて、インターネット版のじゃらんのお話です。

城崎温泉でも多くの旅館が利用しているじゃらんネット。
最近ではじゃらんネット内に、ブログやフォトギャラリー、さらには動画なんかまで入れられるようになり、凄い勢いで発展しています。
実際、集客力も半端無いようで、年々売り上げは増加しているようです。

クチコミが客を呼ぶ

じゃらんネットの強みはなんと言っても豊富な口コミです。
利用したお客様が100人が100人「良かった!また行きたい!」と書いていれば、旅館側の提供するどんな情報よりも信用してもらえます。

旅館側は、このクチコミで良いことを書いてもらおうと、接客やサービスをより頑張るようになります。頑張ればお客様の評価も上がり、お客様が増え、またそのお客様が別のお客様を呼ぶという、まさに良い事尽くめのシステムです。(その分、負のスパイラルに落ちたらきついですが・・・)

お客様の側からしても、一つのクチコミでは大して信用できませんが、50、100、200とクチコミが増えていけばとても信用の出来る判断材料になります。
自分なら、50件以上のクチコミで平均4.5くらいの好評価(5点満点です)を得ている旅館さんなら「まず間違いないだろう」と候補に入れますし、実際にクチコミで選んだ旅館はハズレが少ないです。

手数料は高い?それとも安い?

 城崎温泉でもうまく利用している旅館さんなら、毎月かなりの売り上げを上げていることと思います。数百万の売り上げなら手数料は約10%なので、月に数十万の手数料を払っている旅館さんは決して少なくないでしょう。

数十万の手数料というのは広告費としては結構な額だと思います。しかし、実際に客を呼んでくれて、売り上げを上げているので、利用している旅館側からするとそれほど問題では無いのでしょう。
ただ、注意しなければいけないことがあります。

じゃらんネットの比率が50%を超えると・・・

「じゃらんネットからの集客が好調で、さらに力を入れたら、売り上げもますますうなぎのぼり!今では半分以上はじゃらんからの客だ!」という、一見好調な旅館さん。でもこれはちょっと危険です。

じゃらんなどのネットエージェントに頼りすぎると、経営もネットエージェントに左右されるようになります。
販売チャンネルの一つとしてのじゃらんネットはとても良いものだと思いますが、売り上げの比率はあくまでも自社サイトや電話からの予約が一番であるべきです。
自社サイトを充実させ、「メインの集客を自社サイト」を大前提とした上で、じゃらんネットや楽天、JTBなどのネットエージェントはあくまで販売手段を広げるための一つとして利用しなければいけません。

ネットエージェントに頼りすぎると、例えば「明日から手数料倍にするわ。」と急に言われても、売り上げがあるものだから逃げられません。実際にはこんなに急に上がることは無いですが、手数料は上がることはあっても下がることはまず無いと思ったほうがいいです。新しいサービスはどんどん増えるので、それにお金をかけるようになればなるほど、だんだんと抜け出しにくくなって行きます。
結果的にネットエージェントのさじ加減一つで経営が左右されるといういただけない状況にもなりかねません。

10%の手数料は安くは無い

半分以上をネットエージェントに頼るようになると、やはり手数料が大きくのしかかってきます。

例えば平均の部屋単価を仮に5万円としてみます。
ネットエージェントに払う手数料は、10%なら5000円となり、これが一組のお客に払う金額です。やはり結構な額です。

この手数料が必要なくなれば、嬉しくないですか?

嬉しいですよね?

自社サイトで全く同じプランを売れば一組で5000円も余分に利益があがることになります。どうせ売るなら自社サイトから売れるほうが絶対に嬉しいはずです。

では、どうすればよいか。

自社サイトをネットエージェントよりも充実させる

まず必要なのは、ネットエージェントよりも自社サイトの内容を充実させることです。自社サイトは常にネットエージェントよりも多くのプランを載せ、より情報を充実させます。
次に、ネットエージェントのプランよりも、自社サイトの同じプランを、少しでもお得な内容にします。料金を少し安くするなり、食事の品を増やすなり、サービスを余分につけるなり、いろいろと考えられます。
ほんの500円安くするだけでも良いのです。ネットエージェントに出しているものよりもお得感を感じられれば、お客様は自社サイトから予約するようになりますし、自社サイトとネットエージェントで同じ料金なら、ポイントのあるほうを選ぶでしょう。

お客様も良く見ています。いろいろな条件の中で最も条件の良いところを探して予約されます。(これ、ほんとですよ)
自社サイトを充実させていない旅館は、ここで凄く損をしているのです。

自社サイトのプランは同じ内容ならより安く。同じ料金ならサービスの一品を付けてみましょう。ほんの少しの違いでお客様は自社サイトに流れてくるようになります。
毎月同じ売り上げを上げていても、ネットエージェントが売り上げの半分を占める旅館と、売り上げの1/4を占める旅館なら、どちらが良いかは言うまでもありません。

じゃらんでブログをやるなら、自社サイトでもブログをやりましょう。
無料ブログを使えばタダで出来ます。(本当は自社ドメインの中で作るのがいいですよ。)

フォトギャラリーを作るなら、自社サイトにもフォトギャラリーを作りましょう。
自社サイトの内容を充実させて、ネットエージェントの同じプランよりもほんの少しサービスしましょう。

旅館側だけでなく、お客様の方も余分にサービスが受けられれば嬉しいはずです。
その喜びはリピーター獲得へも繋がります。
まさに良いこと尽くめ。

この辺で思い切って自社サイトを思いっきり頑張ってみようとは思いませんか?
じゃらんのクチコミ点数が平均4.0以上で、自社サイトからのお客が少ない旅館さんなら、売り上げを増加させつつかなりの経費削減が出来ますよ。(月に支払う手数料は半分近くに減ると思います。)

もちろん、ネットエージェントもフル活用すべきです

自社サイトを充実させるべきとは書きましたが、決してネットエージェントをやめたほうが良いということではありません。あくまで自社サイトをメインの窓口にすることが重要で、販売チャンネルは多いに越したことはありません。じゃらんや楽天も重要な販売経路の一つとしてフル活用すべきです。(ちなみに自分はじゃらんが大好きです。よく利用させてもらってます。(笑))
それに加えて城崎温泉の旅館ならお宿とれとれも外せません。上手く利用すればかなりの集客が見込めるのですから、利用しない手はありません。(ここだけの話、これを書いている今現在は競争率が低いので、人を惹きつけるプランがあれば簡単に集客できます。)

最後にケンコーコムブログで3年半前に見た格言です。

「蛙を熱湯に放り込めば、あわてて飛び出すが、水から徐々に温められると、気持ちよくゆであげられて、反応しなくなり、やがて死んでしまう。」

「財政破綻の国に移住しようとすれば、あわてて逃げ出すが、豊かな状態から徐々に財政悪化していくと、放漫な生活をやめられなくなり、やがて自分も破綻してしまう」

「ショバ代の高い百貨店に出店すると、帳尻が合わずにあわてて逃げ出すが、ショバ代がタダ同然の状態からだんだんと値上げされると、売上が結構あるから逃げられなくなり、やがて売れば売るだけ損する状態に陥ってしまう」

売れる旅館のホームページ その1 写真

旅館サイトのキモ第一回は写真です。

自分はサイトで一番大事なのは「文章」と思っていますが、写真もやっぱり大事です。
初めて訪れたサイトでは、まず何よりもそのサイトに興味をもってもらって、そのまま帰らせないのがポイントとなります。
このときに良い写真が有ると無いとでは第一印象が全然変わってきます。
旅館の魅力が一番伝わる写真を思い切って大きく使ってみると効果があります。
旅館の写真のなかでも一番重要なのはやはり「料理写真」です。

じゃらんなどを見てみると「料理写真って大事だな~」としみじみ思います。

美味しい料理写真を撮るポイントはいくつかあって、 

  • 食べる瞬間のものを撮る(調理した状態を撮る)
  • 実際に食べる目線で撮る
  • 単品ではなく周りの雰囲気もわかるように撮る

などは大事なところです。

肉料理は焼いて「じゅ~っ」と言う音が伝わりそうなもの。
鍋料理はふたを開けて湯気が上がり、ぐつぐつとしているところ。
要は食べる瞬間の状態を撮るのが大事なポイントですね。

料理が並んだ写真は、出てくる料理が一目で料理がわかるので使いやすく、雑誌やネットエージェント等に載せるのにも便利です。ただ、これだけだと説明的になってしまい、お客様の直感に訴えることが出来ません。
お客様の直感に訴え、予約に結びつきやすいのは、今まさに食べる状態の、音が聞こえそうな、香りが漂ってきそうな写真です。お客様が写真を見て、その旅館で食べている自分が想像できるような写真が理想です。
この関係で、「実際に食べる目線で撮る」ということも重要になります。

真横から撮ったり、真上から撮ったりした写真では臨場感が乏しくなってしまい、魅力的な写真を撮るのは難しいです。
また、良い写真が無いからと言って、素材集などから適当なのを選んできて載せるのも現実感が無いのでよくありません。実際に予約に結びついても写真と料理のギャップが大きく、がっかりさせてしまうことにも繋がりかねません。(良いほうへのギャップならまだ良いですが)

最後の「単品ではなく周りの雰囲気もわかるように撮る」というのもまた同じ理由です。

実際に食べるときは他に皿が合ったり、対面に人が居たりと、背景が真っ黒な状態だったりすることは殆ど無いと思います。あくまでもその旅館で食べる状態を感じられる写真であることが大事です。

同じことは建物やその以外の写真についても言えます。

ロビーの写真を写すとしても、ただ綺麗に撮るのではなく、浴衣を着た人が実際にくつろいでいる写真の方が楽しそうな雰囲気が伝わり、お客様の想像力をかきたてます。

旅館の従業員の写真なんかがあると、サイトに人の気配が出て良い効果を生むことが多いです。
初めてその旅館を予約するときでも、従業員の写真があったり、従業員の書いているブログがあったりすると、無いよりもずっと親近感が沸きます。

実際にあなたのサイトに載っている写真はどうでしょうか?
次に写真を撮るときまでには、旅行雑誌やじゃらんなどを見て、十分に研究しておくことをおすすめします。良い写真があればサイトは見違えるようによくなりますよ。

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